建築関係の研究者や設計者、編集者などによって設立され、日本の建設開発史研究を目的とする団体「アンダーコンストラクション・フィルムアーカイブ」(UCFA)では、8月21日に大阪市中央区の大阪ガスビルで「第1回ニッポン建設映像祭」を開催し、日本の近代都市の建設過程を克明にとらえた工事映像記録を集めて上映します。
このイベントは、近代都市開発の歴史を紐解く資料となる工事映像フィルムをもとに、専門家や現場を知る方などが当時の時代背景や建設技術などについて解説を加え、都市の成り立ちと歴史をあらためて考えてみようとするものです。
大林組は工事映像フィルムの提供で協力し、モダニズム建築の名作といわれる大阪瓦斯ビルディングや、1970(昭和45)年に開催された日本万国博覧会のパビリオンやお祭り広場など、多くの人間の手によって歴史的な建物が完成していった貴重な記録映像が公開される予定です。
大林組の創業からの歩みを紹介している「大林組歴史館」(大阪市中央区)では、これまでに手がけてきた建設物件や関連書籍をライブラリでご覧いただくことができます。ぜひお越しいただき、建築史的にも貴重な映像をお楽しみください。
■大林組歴史館
場所 大阪市中央区北浜東6-9 ルポンドシエルビル3階(大林組旧本店ビル)
電話 06-6946-4575(大林組大阪本店 総務部社史課)
定休日 土曜、日曜、祝日
営業時間 9:00~17:00(入場は16:30まで)
入場料 無料
詳細は大林組歴史館のウェブサイトをご覧ください