交差点の渋滞を解消する方法の一つが、「道路の立体交差化」です。ただ、立体交差化の工事によって、道路がさらに渋滞してしまうこともあります。
そこで大林組が開発したのが、URUP(ユーラップ)工法です。交差点の一方から発進したシールドマシンが地下を掘り進み、交差点の向こう側で地上に上がってくるという世界初の技術。スピード・コンパクト・エコな工法で、ドライバーや近くにお住まいの皆さんへの影響を最小限に抑えます。
そこで大林組が開発したのが、URUP(ユーラップ)工法です。交差点の一方から発進したシールドマシンが地下を掘り進み、交差点の向こう側で地上に上がってくるという世界初の技術。スピード・コンパクト・エコな工法で、ドライバーや近くにお住まいの皆さんへの影響を最小限に抑えます。
Q.立体交差化は時間がかかるのでは?
A.従来の3分の1で完成。少しでも早く渋滞をなくします
まず作業用の立坑を掘り、それらをつなぐトンネルを掘ります。また、トンネルに続く斜路も掘削するので、手間も時間もかかっていました。
URUP工法は交差点の地下を一気に掘り進めるので、従来の工法に比べて3分の1の期間で工事を完了できます。それに、立坑を掘るための騒音や振動がなく、近隣への影響が少ないこともメリットです。
Q.道路工事で渋滞が起きてしまうのでは?
A.作業スペースがコンパクト。クルマの流れを邪魔しません
掘削機械がコンパクトなので、スタート地点とゴール地点の作業スペースも最小限。既存の交差点を通行止めにすることなく工事できます。
Q.環境に影響はないの?
A.近隣の皆さんはもちろん、地球環境にも配慮しています
大型の重機を使用しないことで騒音や振動を抑えられるだけでなく、工事渋滞によるCO2の発生量を従来工法に比べて半分に削減できます。また、トンネル道路となる部分だけを掘るので、発生する土量も少なくてすみます。
人にも地球にもストレスのない街づくり
道路などの社会インフラの整備では、周辺環境への影響を最小限に抑えるとともに、地球環境の保全にも貢献することが重要だと大林組は考えています。これからも、快適な暮らしの実現と、豊かな地球環境との共生をめざして、未来へ続く街づくりを提案していきます。