JR八王子駅南口「サザンスカイタワー」で上棟式

八王子市民の期待に応える市街地再開発事業

建築事業

JR八王子駅(東京都)南口では、複合ビルや駅前広場、ペデストリアンデッキなどを整備する市街地再開発事業が進められており、大林組は地上41階建て、高さ約157mの「サザンスカイタワー八王子」の建設を担当しています。

1月26日、そのサザンスカイタワー八王子で上棟式が執り行われました。式典には、市街地再開発組合の原山陽一理事長をはじめ、黒須隆一市長ら八王子市の関係者を含め60名が参列。棟札奉祀の儀などの上棟行事を執り行い、久寿玉(くすだま)を開披し、東京都の市部で最高高さとなるビルの上棟を祝いました。

大林組は、建物の設計や施工だけでなく、特定業務代行者としてオフィス床の購入や商業テナントの斡旋協力、組合事務局の支援など、再開発事業の推進に総合的に関わっています。
長年にわたり事業に取り組んでこられた関係者の皆様のご期待に応えるため、今年秋の完成をめざして安全に工事を進めてまいります。


新たなランドマーク「サザンスカイタワー八王子

1階から3階は商業施設、4階から7階には市の総合事務所やオフィスが入り、9階から41階は390戸の住居部分となります。また、2021席のホールを有する新市民会館もオープンする予定です。八王子の新たな活性化拠点として期待される、再開発事業の主要施設です。


短期間でビルを建てるLRV(エルアールブイ)工法を採用しています

建物の柱や梁は、現場で配筋作業を行って型枠を設置し、コンクリートを打設して造るのが一般的ですが、LRV工法は、あらかじめ工場で製作したコンクリート部材を用いることで、コンクリート打設に関わる現場作業を省力化し、工期短縮を可能にするものです。複雑な配筋作業などを工場で行うので、高い品質を確保できることもメリットです。この工事では、LRV工法を採用して1フロアを3日で施工しました。

上棟式では、関係者が久寿玉(くすだま)を開披した後、棟木部分を最上階の41階に吊り上げました

駅前にそびえるのがサザンスカイタワー。東京都の市部で最も高いビルとなりました

棟札奉祀の儀で棟札を掲げる、八王子駅南口地区市街地再開発組合の原山陽一理事長