大林組が建設中の東京スカイツリーは、11月27日現在で高さが224mに達し、完成時の634mのうち3分の1を超えました。
タワーの塔体には直径が最大で2.3mの鉄骨を使用し、約10mごとに分けて工場から搬入しています。現場では、低層棟の地上4階部分までいったん引き上げた後、作業用の仮設足場を取り付け、タワークレーンで最上部まで引き上げます。
鉄骨を引き上げる際は、風の影響で吊り荷が回転することを防ぐため、自動的に静止状態を保つ大林組の「スカイジャスター」を採用。クレーンと吊り荷の間に取り付け、回転を制御しながら安定性を確保しています。
東京スカイツリーは、年内には240mに達する予定です。世界一のタワーの完成に向けて、今後も安全に作業を進めていきます。