株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:白石達)は、太陽電池パネルの汎用型取り付けシステム「クロス・ポイント・ホルダー」を開発しました。
今夏の電力供給不足だけではなく、中長期的に省エネルギー推進が見込まれるなか、太陽電池パネルの需要が飛躍的に高まっています。しかしながら、太陽電池パネルは、メーカーごとに大きさもフレームの形状も異なっており、取り付け金物や取り付けシステムは、それぞれのメーカーに対応したものを使わなければなりませんでした。
今回開発した「クロス・ポイント・ホルダー」は、主要な太陽電池メーカーのパネルを取り付けることができるうえに、従来工法と比較して取り付け金具の使用箇所数も2分の1~3分の1に削減し、1割強のコスト削減と作業効率の向上を可能にしました。当システムを採用することにより、太陽電池メーカーが異なっていても共通の施工方法を用いることが可能となるため、システムの違いによる品質とコストのバラつきを解消することができます。
大林組は「クロス・ポイント・ホルダー」を、昨年9月に竣工した大林組技術研究所本館テクノステーションにおいて部分的に採用し、その効果を確認しております。今後につきまして、「クロス・ポイント・ホルダー」を工場等の大規模屋根への展開を進めてまいります。
「クロス・ポイント・ホルダー」の主な特長は次のとおりです
- 太陽電池メーカーを問わない高い汎用性
本システムは、取り付け金物、通しレール、押さえ金物によって構成されますが、通しレールと押さえ金物の形状を開発することにより、主要な太陽電池メーカーのフレーム形状に対応し、どのパネルも取り付けることが可能です。
- 作業効率の向上
従来の取り付け方法は、取り付け部位を分散させていたために、箇所数は、太陽電池パネルの一長辺あたり2ヵ所または3ヵ所必要となっていました。しかし、太陽電池パネルの四つ角部分のみを固定することにより、1ヵ所だけで支持することができます。このことにより、作業効率の大幅アップが見込めるシステムとなっています。
以上
この件に関するお問い合わせ先
大林組 CSR室広報部広報第一課
TEL 03-5769-1014
プレスリリースに記載している情報は、発表時のものです。
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