環境省「省エネ照明デザインアワード」の優秀事例に選出

自然光を利用した技術研究所本館テクノステーション

サステナビリティ

技術研究所新本館テクノステーション。柔らかな光で自然と一体化する心地よい研究環境とし、快適性と省エネルギーを両立しています。

平成22年度 省エネ照明デザインアワード(主催:環境省)の受賞施設が発表され、公共施設・総合施設部門で、大林組の技術研究所本館テクノステーションが優秀事例に選ばれました。

CO2排出量が1990年比で約4割増加している商業施設やオフィス等では、照明による排出量がその約2割を占めるといわれています。省エネ照明デザインアワードは、照明の省エネ対策をより一層推進するため、優れた省エネ効果と高いデザイン性を両立している施設を表彰・紹介するものです。

昨年9月に完成した技術研究所本館テクノステーションは、太陽光や地中熱など自然エネルギーの利用や、次世代設備の採用エコ意識を促す「見える化」等の効果により、CO2排出量を一般的な事務所ビルに比べて55%削減するなど、日本の研究施設としては初めて「カーボンニュートラル」を達成しています。

また、CASBEEでSランクの認証を取得し、環境性能効率(BEE)は過去最高の7.6を獲得しました。

技術研究所新本館テクノステーション

省エネ照明の導入にあたっては、人と地球に優しい光環境をめざし、自然光を利用したタスク・アンビエント照明方式(※1)を採用。柔らかな光で自然と一体化する心地よい研究環境とし、快適性と省エネルギーを両立しています。

屋根面には、ワークスペースに安定した北面天空光を取り入れるエコロジカルルーフを採用して、昼間はアンビエント照明の無点灯化を図り、夜間は天井内の間接型アンビエント照明(Hf63W蛍光灯)とタスク照明(LED)で机上面照度を確保しています。

大林組では、今後も自然光を利用した省エネ照明の技術を展開し、CO2排出量の削減を通じて、持続可能な社会の実現に取り組んでいきます。

※1 タスクアンビエント照明方式:部屋を全体域(アンビエント)と執務域(タスク域)に分けて、タスク域に集中して照明を行う省エネ効果の高い方式。

「エコオフィス」としてテレビ番組で紹介されます

環境省が推進する「チャレンジ25キャンペーン」では、地球温暖化防止の普及・啓発のため、約5分間のテレビ番組を放映しています。さまざまなエコ活動を取り上げ、CO2削減の必要性などをPRする番組です。このたび、技術研究所本館テクノステーションが「エコオフィス」として紹介されことになりました。
ぜひご覧ください。

  • 番組名:チャレンジ25
    (テレビ東京、テレビ北海道、テレビ愛知、テレビ大阪、テレビせとうち、TVQ九州放送)

  • 放送日:3月6日(日)22:48~22:54
    ※放送日時や内容は変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。