2月3日、財団法人海外技術者研修協会(AOTS)の活動の一環で、フィリピンから現地企業の経営者や上級管理者など10名が来日し、大林組が東京スカイツリー建設プロジェクトについて講義しました。
AOTSでは、開発途上国への技術協力として、約170の国・地域の技術者や経営管理者を日本に招き、1959年から毎年研修を実施しています。今回は、2週間にわたりプロジェクト・マネジメントをテーマに行われ、大規模プロジェクトの事例として、東京スカイツリーでの取り組みを紹介することになりました。講義では、大林組の社員が講師を務め、東京スカイツリーの施工手順や精度管理、建設技術などを映像を用いて紹介。プロジェクト計画についても英語で説明しました。
研修生の皆さんは熱心に耳を傾け、建設現場での安全管理や工程管理、鉄骨の品質管理などについて質問するなど、積極的に吸収して自国でのプロジェクト推進に役立てようとしていました。講義後は、東京スカイツリーの事業主が開設する「東京スカイツリーインフォプラザ」で説明を受け、インフォプラザの屋上から建設中の東京スカイツリーを見学しました。
大林組は、今後もすべてのプロジェクトを安全に進め、品質向上に努めるとともに、今回のような機会を通じて、関係国の産業発展に貢献していきます。