大林組が建設現場で取り組んだ3R(リデュース:発生抑制、リユース:再使用、リサイクル:再資源化)の活動が評価され、平成22年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰で国土交通大臣賞を受賞しました。
<国土交通大臣賞>
地下トンネル工事における発生土・CO2等の環境負荷の大幅抑制
(東京都品川区:中央環状品川線大井地区トンネル工事)北洋大通センター新築工事におけるゼロエミッション活動の展開
(北海道札幌市:北洋大通センター新築工事)
3R推進功労者等表彰は、循環型社会形成に向けて3Rに率先して取り組み、継続的な活動を通じて顕著な実績を挙げている個人や団体を表彰するものです。
3Rの促進と意識の高揚を図ることを目的に、リデュース・リユース・リサイクル推進協議会が主催しています。環境分野の表彰制度として広く定着し、今回で19回目を迎えました。
首都高中央環状品川線大井地区のトンネル工事では、世界で初めてシールドマシンが地上発進・地上到達するURUP(ユーラップ)工法を開発・採用し、建設発生土やCO2の排出量を大幅に削減しました。URUP工法は開削工法に比べて開削面積を76%低減できるため、削減した発生土は131,200㎡(ダンプ33,000台分)になります。
また、札幌駅前通と大通公園の交差部に大規模複合ビルを建設した北洋大通センター新築工事では、建設現場からの廃棄物の最終処分量をゼロにするゼロエミッション活動に取り組み、リサイクル率97.19%、最終処分量0.31kg/㎡を達成。地元の行政と連携・協力して3R活動に取り組んだことも評価されました。
大林組では、国土交通大臣賞のほか、4件の取り組みが推進協議会会長賞を受賞しました。今後も全社を挙げて「リデュース・リユース・リサイクル」を推進し、循環型社会の構築に貢献していきます。
<推進協議会会長賞>
究極のゼロエミッションを目指す
(神奈川県川崎市:NEC玉川工事事務所)火力発電所から発生した石炭灰の有効利用
(島根県松江市:島根原発JV工事事務所)トンネル建設現場のコンクリート工事における材料選定、製造、施工の3段階での3R活動
(北海道夕張市:大夕張西JV工事事務所)トンネル工事における3R活動
(静岡県藤枝市:島田第一トンネルJV工事事務所)