産学官連携功労者表彰で国土交通大臣賞を受賞しました

フーバーダム・バイパスプロジェクトにおける高度施工技術

サステナビリティ

大林組は、アメリカ合衆国のフーバーダム下流で「コロラドリバー橋」の建設を進めています。このたび、そのフーバーダム・バイパスプロジェクトにおける「鋼製ストラット付きコンクリートツインアーチ橋」の施工技術が、産学官連携功労者表彰で国土交通大臣賞を受賞しました。6月5日には、国立京都国際会館で開催された「科学・技術フェスタin京都-平成22年度産学官連携推進会議-」で表彰式が行われました。

産学官連携功労者表彰は、大学や公的研究機関、企業などの産学官連携活動で大きな成果を収め、産学官連携の推進に多大な貢献をした事例の功績を称えるものです。わが国の産学官連携の進展に寄与することを目的として実施され、今回で8回目を迎えました。

産学官連携功労者表彰

「科学・技術フェスタin京都」には5,000人以上が訪れ、プログラムの一つとして表彰式が執り行われました

コロラドリバー橋はフーバーダム下流の急峻な渓谷に架かるバイパス道路で、323メートルに及ぶアーチ支間は、コンクリートアーチ橋としては北米で最長です。

大林組と東京工業大学、横浜国立大学の産学連携により、世界初となる鋼製ストラット付きツインアーチ構造を採用し、難易度の高い工事を実現して地域社会に貢献したことが高く評価され、今回の受賞となりました。

大林組は、安全で安心な社会資本を整備するため、今後も社会に貢献する新技術の開発に努めてまいります。

【産学官連携功労者表彰における国土交通大臣賞 受賞概要】
対象技術:「鋼製ストラット付きコンクリートツインアーチ橋」の高度施工技術
受賞者:二羽淳一郎(東京工業大学 大学院教授)
    山田均(横浜国立大学 大学院教授)
    高徳裕平(大林組・ピーエス三菱共同企業体フーバーダム橋工事事務所工事長)