大阪市の天神橋と天満橋の間に位置し、大川の水辺に整備された八軒家浜(はちけんやはま)では、3月27日から「水都・大阪2010 大阪川開き ~春の舟運まつり~」が開催され、水辺の楽しさを体験できる多彩な催しが行われています。
そのイベントの一つとして、八軒家浜の一角にある「川の駅はちけんや」では、「歴史に学び 明日を紡ぐ 北浜八軒家の会」によるパネル展「土佐堀通りと川辺のくらし100年」が催され、かつて水運と陸運の結節点として栄えた八軒家浜の今昔を写真で紹介しています。
「北浜八軒家の会」は、地元の個人や企業により設立された会で、八軒家浜界隈が水都大阪の象徴として広く市民に親しまれる場となることをめざして活動しています。
大林組有志が9年前に発足させた土佐堀研究会もその一員として、今回の展示の企画・制作をお手伝いしています。
パネル展は、歴史を伝えることで八軒家浜が再び「まち」と「川」の接点となり、人々にさらに親しまれる街となるよう企画されました。
また、今回のイベントに合わせて、土佐堀川から分かれる東横堀川に沿って歩く「e-よこ逍遥(しょうよう)」が開催され、周辺のショップや施設などを巡るスタンプラリーも行われています。大林組の創業からの歩みを紹介している大林組歴史館も、日本の近代化の歴史を学べるミュージアムとして参加しています。
大川の桜も見頃を迎えるこの機会に、大阪の水辺の散策はいかがでしょうか。