「大林組CSR報告書2009」を発行

プレスリリース

大林組は、このたび「大林組CSR報告書2009」を発行しました。本報告書は、当社のCSRについての考え方や2008年度の活動を取りまとめたもので、ステークホルダーの皆様に広くご理解いただける報告書となるよう作成いたしました。

当社では、企業活動をCSR(企業の社会的責任)という観点から常に見直し、自己評価を行うことで社会から信頼していただける企業を目指しています。本報告書では項目ごとに、当社が果たすべき責任についての基本的な考え方、2008年度と次年度以降の取り組みについてまとめています。
なお、本年は報告書を2万部発行いたしました。社員全員に配布し取り組みを推進するとともに、ステークホルダーの皆様に対しても積極的に情報発信を行なってまいります。

「CSR報告書2009」の概要は次のとおりです。

1. 座談会

環境ジャーナリストの枝廣淳子氏、当社 社長白石達および専務金井誠による座談会では、当社の環境保全に対する取り組みや、当社が目指すべきCSRについて活発な意見が交換されました。

2. 大林組の社会的責任

企業理念に基づく当社のCSRの考え方、ステークホルダーの皆様との関わりについてまとめています。

3. トピックス

「社会のためにできること」をテーマに、自然との共生に取り組む六花亭製菓㈱の「六花の森プロジェクト」と首都高速道路で発生した事故の復旧工事について紹介しています。

4. 2008年度活動総括と2009年度目標

2008年度の活動総括と2009年度の行動計画をまとめています。

5. コンプライアンス/コーポレート・ガバナンス

社会から信頼される企業であるために、企業倫理の確立と経営の透明性、健全性を高めるための取り組みについて報告しています。

6. 株主・投資家への責任

株主・投資家の皆様とのコミュニケーションを、さらに充実させるための取り組みについて報告しています。

7. お客様への責任

お客様に真に満足していただくための取り組みについて、具体的な事例を用いて紹介しています。

8. 建設現場の安全衛生

安全衛生に対する考え方や、死亡災害絶滅に向けた具体的施策、協力会社向け研修会等の支援策について報告しています。

9. 協力会社とともに

協力会社との協働やコンプライアンス研修の開催など、パートナーとしての信頼関係の維持発展に向けた取り組みについて報告しています。

10. 社員とともに

育児関連諸制度の見直し、長時間労働縮減への取り組み、新教育方針の策定など、社員が活き活きと働くことができる職場づくりに向けた取り組みについて報告しています。

11. 環境への責任

環境に対する考え方や、5つの重点課題(地球温暖化対策、建設廃棄物対策、化学物質対策、生態系保全、グリーン調達)を始めとした具体的な取り組みとその結果について報告しています。なお、生態系保全では、新しく策定した「生物多様性に関する方針」を紹介しています。詳細なデータについては、別途「環境データ集」を作成し、ウェブサイトに掲載しています。

12. 社会貢献

各地の建設現場や事業所周辺で行なわれている地域貢献、建設文化振興や教育支援、スポーツ振興支援などについてまとめました。

13. 第三者意見

本年は、昨年に引き続きNPO法人サステナビリティ日本フォーラム代表理事の後藤敏彦氏に加え、今年から新たに高崎経済大学経済学部教授 水口剛氏にも、当社の活動や報告書に対するご意見をいただきました。

大林組は、今後も、安全・安心な建設物を提供し、建設という事業を通じて、社会の進歩・発展に貢献していきます。なお、「大林組CSR報告書2009」は、当社のウェブサイトから請求・ダウンロードすることができます。

https://www.obayashi.co.jp/ir/data/report.html

表紙デザインについて

人の手は社員一人ひとりの手を表しています。私たちの本業である建設業=ものづくりを通して、社員全員がひとつになり技術を核により良い社会を作り出していこうとする姿勢を表現しています。