オフィスビル向けに、天井カセット型空調室内機『スキットエア™』を開発

意匠性・メンテナンス性に優れ、イニシャルコストを10%以上低減

プレスリリース

大林組は、三菱電機(株)と共同で、オフィスビル等のグリッドシステム天井に対応した、カセット型空調室内機『スキットエアTM 』を開発しました。意匠性、メンテナンス性に優れ、グリッドシステム天井の一般的な空調方式に比べ、10%以上のイニシャルコストの低減が図れます。

オフィスビル等では、レイアウトの変更に備えて、間仕切り位置を自由に設定できるグリッドシステム天井(600ミリ角の正方形のパネルを並べたシステム天井)を用いるケースが増えています。

従来のグリッドシステム天井では、天井裏の空調機からダクトを介し、空調空気を吹出口へ送風して空調を行うのが一般的でした。しかしながら、オフィスのレイアウト変更に伴って空調を増強する場合や、間仕切りの追加に伴って個別空調を行う場合、空調機を増設・移設するために、天井を解体するなどの大掛かりな作業が必要でした。

今回開発した『スキットエアTM 』の特長は、空調機本体を570ミリ×570ミリ、フェイスサイズを600ミリ×600ミリと、従来の空調機に比べてコンパクトサイズとなっています。600ミリ角の天井グリッド内にすっきりと納まり、カセット型の空調機を天井面にはめ込んで取り付けるため、天井を解体することなく、間仕切りに合わせた空調機の増設・移設が行えます。さらに、フィルター交換など、従来の天井裏での複雑なメンテナンス作業が天井下で容易に行うことができます。また、空調吹出パネルが天井面と同一レベルになるため、フルフラットな天井を構築するなど、シンプルでコンパクトな意匠性に優れた空調室内機です。

『スキットエアTM 』には、冷房能力2.2kW、2.8kW、3.6kW、4.5kWの4種類のタイプがあります。室内環境の熱負荷条件に合わせて、天井面に空調室内機を配置することにより、きめ細かなゾーンでの個別空調(冷暖フリー)が可能となります。また、一般の家庭用エアコンと同様に、ダクトを介さずに空調を行うため、ダクトの削減による10%以上のイニシャルコストの低減が図れます。

大林組では既に、グリッドシステム天井のグリッド(縦横600ミリ)内に、ランプ1本でオフィスに必要な明るさを確保する照明器具『エコルミ』を組み込んだ天井『O−GRID(オーグリッド)』を実用化しており、今回開発したカセット型空調室内機『スキットエアTM 』を新たにラインアップに加えることで、より快適性・機能性に優れたオフィス空間を提供していきたいと考えています。


天井カセット型空調室内機『スキットエアTM 』の特長は以下のとおりです。

■コンパクトでシンプル 600ミリ角のグリッドシステム天井にジャストフィット

空調室内機の本体を570ミリ×570ミリ、フェイスサイズを600ミリ×600ミリとコンパクト化し、グリッドシステム天井を解体することなく、間仕切りに合わせた増設・移設が可能となります。また、空調吹出パネルを天井面と同一レベルとし、天井面のフルフラット化を実現しました。(意匠登録出願中)


■イニシャルコストを10%以上低減

従来のグリッドシステム天井では、天井裏の空調機からダクトを介し、空調空気を吹出口へ送風して空調を行うのが一般的でしたが、今回開発された『スキットエアTM 』は、一般の家庭用エアコンと同様に、ダクトを介さずに空調を行うため、ダクトの削減による10%以上のイニシャルコストの低減が図れます。


■階高を縮小または天井高を高くすることが可能

ダクトが不要となり天井内がすっきりすることにより、階高を縮小または天井高を高くすることが可能となります。


■豊富なラインアップ きめ細かなゾーンでの個別空調が可能

冷房能力で2.2kW、2.8kW、3.6kW、4.5kWの4種類のタイプがあります。室内環境の熱負荷条件に合わせて、空調室内機を天井面に配置することにより、きめ細かなゾーンでの個別空調(冷暖フリー)が可能となります。


■メンテナンスが容易

カセット型の空調機を天井面にはめ込んで取り付けるため、フィルター交換など、従来の天井裏での複雑なメンテナンス作業が、天井下で容易に行うことができます。





天井カセット型空調室内機『スキットエアTM




以上

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大林組 東京本社 広報室 企画・報道・IRグループ
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