TNプローブは、都市や建築のありかたを考える場を社会に提供することを目的に、大林組の文化事業のひとつとして1995年1月に活動を開始しました。建築、都市計画、ランドスケープ、土木といった建設分野の専門家だけでなく、経済や文化など他の分野で活躍する専門家とともにシンポジウムや展覧会などを数多く開催してきました。また、書籍の発行やウェブでの情報発信など幅広い活動を行い、一般の方々が身近に参加できる場と機会を社会に提供しています。 このたび完成した「TN Probe 1995-2005」は、TNプローブ発足の経緯や目的、大林組の文化事業としての活動理念や指針などをまとめ、10年間の活動をたくさんの写真を用いて紹介しています。 今後の都市や建築のありかたを考えていくうえでは、複雑化する時代に柔軟に対応する必要があり、文化、領域の壁にとらわれることなく、総合的に捉えることが重要となります。そのため、TNプローブは建設の分野に限らず経済や評論等、国内外の幅広い分野の著名人と交流をはかり、横断的・多角的に都市のあり方を考えてきました。10周年誌では、このような多様なプログラムを個別に紹介するだけでなく、それらが一貫したテーマのもとに展開されてきたことがわかるようにまとめています。また、世界的な建築家である伊東豊雄氏とオランダを中心に欧州や日本で活躍する吉良森子氏に寄稿していただいた論文も掲載しています。 【書籍の概要】 大林組は今後もTNプローブの活動を通じて、社会とより密接なコミュニケーションを図りながら、文化の発展とより良い社会環境の構築に貢献していきます。 なお、来る2月10日(金)には、大林組本社内3階ホールにて、建築家の妹島和世氏と西沢立衛氏を招き、「SANAA:最新プロジェクトを語る」をテーマに講演会を開催し ます。両氏による共同設計事務所「SANAA」が現在手がける海外での大型プロジェクトを中心に、注目の近作を紹介していただく予定です。 以上
|
||
■この件に関するお問い合わせ先 大林組 東京本社 広報室 企画・報道・IRグループ 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟 TEL 03-5769-1014 |
TNプローブの10周年誌「TN Probe 1995-2005」が完成
文化事業を担当するTNプローブが10年間の活動をまとめた記念誌を発行しました
-
プレスリリース