国内初のクローズドシステム処分場PFI事業「稚内市廃棄物最終処分場整備運営事業」が着工
大林組は、石塚建設興業(株)(本社:稚内市、社長:石塚英資)、(株)開発工営社(本社:札幌市、社長:清崎晶雄)、環境衛生工業(株)(本社:旭川市、社長:二坂肇)及び三井造船(株)(本社:東京都中央区、社長:元山登雄)の5社で共同出資した特別目的会社(SPC)「PFIヤム・ワッカ・ナイ(株)(本社:稚内市、社長:磯崎邦夫)」を通して「稚内市廃棄物最終処分場整備運営事業」に取り組んで参りました。
この程、同事業が着工の運びとなり、平成17年11月21日、稚内市新光町の事業計画地において、横田耕一稚内市長をはじめとする関係者列席のもと、工事安全祈願祭が執り行われました。
本事業は、稚内市の一般廃棄物及び産業廃棄物の適正な処分を行うため、PFI事業者が市内に最終処分場を設計・建設し、施設引渡し後12年間にわたり運営・維持管理を行うものです。施設の最大の特長は、埋立地を屋根などで覆う「クローズドシステム(覆蓋型)処分場」とし、廃棄物の飛散防止、カラス等の飛来排除、臭気の拡散抑制など、環境負荷を低減すると同時に景観にも配慮した施設計画を行っている点です。クローズドシステムを廃棄物最終処分場のPFI事業に用いるのは国内で初めてとなります。
当社を含む5社の企業グループは、本年1月にSPCを設立、2月8日に稚内市議会の議決を経て事業契約を締結し、その後の設計作業を経て、この度の工事着工に至りました。今後、平成19年9月末の稚内市への引渡しに向けて、(株)開発工営社の工事監理のもと、(株)大林組・石塚建設興業(株)建設共同企業体による施工が本格化し、引渡し後には環境衛生工業(株)による運営・維持管理業務がスタートします。
【 施設概要 】
1.埋立地面積 28,700m2
2.廃棄物埋立容量 約189,000m3
3.処分場形式 クローズドシステム処分場(移動式)
4.遮水構造 複合遮水構造(漏水検知システム)
5.管理施設・浸出水処理施設 施設構造
RC造 地上1階 地下2階
延床面積 1,260m2
(処理能力30m3/日)
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事業スキーム |
施工イメージ |
以上
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大林組 東京本社 広報室 企画・報道・IRグループ
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