「大林組のゼロエミ」が3R推進功労者等表彰で国土交通大臣賞を受賞

プレスリリース


大林組のゼロエミッションへの取り組みが評価され、このたび、活動を推進している地球環境室が、平成17年度リデュース・リユース・リサイクル(3R)推進功労者等表彰で国土交通大臣賞を受賞しました。

3R推進功労者等表彰は、循環型社会形成に向けて3R(リデュース=廃棄物の発生抑制・リユース=再利用・リサイクル=再資源化)に率先して取り組み、継続的な活動を通じて顕著な実績を挙げている個人、グループおよび事業所等を表彰するものです。3Rの促進および意識の高揚を図ることを目的に「リデュース・リユース・リサイクル推進協議会」が主催し、10月21日に17年度の表彰が行われました。

大林組は平成11年11月に丸の内ビルディング(東京都千代田区)と電通本社ビル(東京都港区)の建設工事で、業界に先駆けてゼロエミッションに取り組み、以来、17年3月末時点で、ゼロエミッション活動に取り組む現場は延べ258箇所に達しています。平成15年度には、当社が電通本社ビル建設工事で取り組んだゼロエミッション活動が評価され、3R推進功労者等表彰の最高位の賞である内閣総理大臣賞を受賞しています。また、今年度からは工事規模に関わらず、全建築現場においてゼロエミッション活動を推進し、一層の環境負荷の低減を目指しています。このような永年にわたる大林組の環境への取り組みが評価され、このたび、活動の推進部門である地球環境室が同賞を受賞しました。

大林組が取り組んできたゼロエミッション活動は次のとおりです。
  1. 業界に先がけて現場のゼロエミッションに取り組みました(活動の先鞭性)
    建設業は1箇所で同じものを繰り返し生産する産業ではなく、多数の作業員が工程ごとに入れ替わり、また膨大な種類と量の資材を使用するため、廃棄物の量も多くなります。このような建設業の特性上、実現が困難と思われていた建設現場のゼロエミッションに挑戦することとし、平成11年、業界に先がけてその取り組みを開始しました。
     
  2. 「ゼロエミッション手法」を構築しました(手法の確立)
    建設業特有の条件を克服するために「意識の共有」・「発生の抑制」・「効率的分別」・「再資源化」の4つのステップからなる「ゼロエミッション手法」を構築しました。それをマニュアルとしてまとめ、また、教育用のビデオを制作するなど全国の現場に配布しています。
     
  3. 環境負荷の低減に大きく寄与しました(社会的効果)
    建設廃棄物排出量を大幅に削減し、環境負荷の低減に大きく寄与しました。
     
  4. 建設業界への周知に貢献しました(活動の周知)
    他社に先がけてゼロエミッションに取り組むことで、業界に環境保全の重要性を訴え、建設ゼロエミッションの定着に貢献しました。当社の「ゼロエミッション手法」を講演会等で紹介し、また、この活動を経験した多くの作業員が、他の現場でも活動を続けることで、その意識を社会へ広げています。
大林組では、今後も引き続き、全社をあげて「リデュース・リユース・リサイクル」を推進し、循環型社会の形成に貢献していきます。

以上

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大林組 東京本社 広報室 企画・報道・IRグループ
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