快適な室内環境を保つ「光触媒備長炭」を開発し、「ひかりの炭」として販売を開始

不快な臭いを除去し、継続的に空気浄化の効果を持続します

プレスリリース

大林組と、みなべ川森林組合(和歌山県日高郡、理事長:松本信明)は、共同で、不快な臭いを除去し、快適な室内環境を保つ「光触媒備長炭」を開発しました。紀州備長炭の表面に光触媒酸化チタンをコーティングしたもので、酸化チタンが悪臭成分や有害物質を分解することにより、継続的に空気を浄化する効果が持続します。このたび、この「光触媒備長炭」を活用したインテリア商品「ひかりの炭」を(株)内外テクノスより販売開始しました。

備長炭には、表面に目に見えない無数の穴(微細孔)があり、その微細孔に空気中の有害物質や悪臭成分が吸着されるため、室内の空気を浄化する作用があります。しかし、その微細孔が、吸着した有害物質や悪臭成分で全て埋まってしまうと、それ以上空気を浄化することが出来ず、吸着除去の効果を得られなくなります。また、気温の高い場所に放置すると、一度吸着した有害物質が再度、空気中に放出される可能性もあります。そのため、従来では、備長炭を煮沸洗浄したり、天日干しをするなど、定期的なメンテナンスの必要がありました。

今回、開発した「光触媒備長炭」は、紀州備長炭の表面の微細孔を埋めないように、表面を光触媒酸化チタンでコーティングしたものです。空気中の有害物質を吸着除去する備長炭と、光があたることで有害物質・悪臭成分を分解する光触媒酸化チタンのお互いの機能を損なわないように組み合わせています。備長炭の微細孔に吸着された有害物質・悪臭成分を光触媒酸化チタンが分解するため、効果的かつ継続的に空気を浄化することが可能になります。これにより、従来、吸着力を復活させるために行っていた煮沸洗浄や天日干しといったメンテナンスは不要となり、光があたるだけで、空気浄化の効果が継続します。

このたび(株)内外テクノスより販売する「ひかりの炭」は、花器に「光触媒備長炭」および造花をアレンジし、継続的に空気を浄化しながら、室内のインテリアとしても活用できる商品となっています。様々な花器や造花を取り揃えており、一般家庭やオフィス、ホテル、病院のロビー等から客室や病室、喫煙ルーム、トイレまで幅広い需要を見込んでいます。

「光触媒備長炭」および「ひかりの炭」の特長は以下の通りです。
  1. 悪臭成分を除去し、室内を快適な環境に保ちます

    今回採用した備長炭は、高品質と言われている紀州備長炭を使用しているので、有害物質や悪臭成分を吸着する能力も高く、室内の空気をきれいに浄化します。


  2. 光があたるだけで空気浄化の効果が半永久的に持続します

    光触媒酸化チタンは、それ自身が劣化することはなく、光があたることによって有害物質や悪臭成分の分解作用が半永久的に持続します。そのため、従来、吸着能力を復活させるために必要とされていた煮沸洗浄や天日干しといった手間のかかるメンテナンスが不要となります。


  3. 室内のインテリアとして使用できます

    室内の空気浄化に加え、マイナスイオンによる炭の癒し効果も期待できます。花器や造花と組み合わせ、視覚的にも美しいインテリアとしても楽しめます。

今後、大林組では「光触媒備長炭」を内装天井材や壁材に応用し、継続的に、室内環境を浄化できる建築用内装建材を開発していく予定です。

ひかりの炭

以上

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