社内の研修プログラムが公的機関から高く評価されました

設備の社内研修が業界で初めて(社)空気調和・衛生工学会のCPD制度に登録されました

プレスリリース

大林組の設備職の社員を対象とした教育プログラムが、平成15年11月5日、(社)空気調和・衛生工学会から高い評価を受け、同学会が推進している設備技術者の継続能力開発プログラム(SHASE−CPD/Continuing Professional Development)に業界で初めて認定されました。設備職の社員が社内の新入社員教育や中堅社員教育、各種研修などを受けることで、同学会が付与する公的なCPDポイントを取得でき、同学会の能力開発プログラムに容易に参加することができます。

近年、建築物における設備の重要性が高まっており、設備職の社員は、常に最新の技術動向や法規、制度、施工上のノウハウなどの知識の習得が求められています。しかし、設備が担当する分野は、空調、衛生、電気、防災、ITなど広範囲におよび、またそれぞれに高度な専門性が要求されるため、技術者がいかにして専門能力を維持、向上していくかが重要な課題となっています。
建設業界全体においても、土木、建築、設備などの専門分野ごとに、個人の専門技術レベルの維持、向上を支援する目的で、学会や協会などがそれぞれCPD制度(※1)と呼ばれる継続能力開発制度を採りいれて、技術者、技能者の確保、育成、生産性や品質、安全性の向上に努めています。

※1 CPD(Continuing Professional Development)制度:学会・協会等(日本建築家協会、建築設備技術者協会など11士会)が、所属する技術者に対して、認定講習会への参加、学会等への技術提供、自己学習などを呼びかけ、その実施者に対し各団体独自で設定したポイントを付与し、各団体が定めたポイント数を上回った技術者に対して、各団体で認定した称号(上級技術者など)を付与する仕組み。技術者の専門的能力の維持・向上を目的とした制度



(社)空気調和・衛生工学会が推進する、設備技術者の継続能力開発プログラム「SHASE−CPD」制度は、専門技術や周辺技術、基礎知識、総合的な管理などについて、学会が主催する参加学習や自己学習などを行った個人に対し、同学会がポイントを付与するものです。このたび、大林組の研修やOJTが同学会の審査を経て高く評価され、業界で初めてポイント付与対象に加えられました。社内の教育制度を受けることで同学会が認定するポイントを取得できるので、自己啓発意欲を促進するとともに設備職員の総合的な能力の向上を図ることができます。

「SHASE−CPD」制度の概要は次のとおりです。

1 (社)空気調和・衛星工学会が実施するCPD制度です。
2 学会の会員が対象となります。
3 学会での研修会、講習会等への参加に対してポイントを付与することで、設備技術者個人の継続的な能力開発を促進します。
4 学会での審査を受け、この制度に自社の教育システムを登録した事業者の社員は、社内の研修やOJTを受けることによってもポイントが付与されます。

今後は、この「SHASE−CPD」制度を活用して、設備職員の能力向上を図り、設備分野での総合力の向上を目指します。

以上

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大林組 東京本社 広報室 企画・報道・IRグループ
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