大林組と環境テクノ(本社:東京都江東区、社長:川端藤一郎)は、土壌汚染の原因の一つである水銀や鉛、カドミウムといった重金属を安全にかつ確実に不溶化することができる特殊不溶化剤を開発、実用化しました。 近年、新たな環境問題として、工場跡地などでの水銀や鉛、カドミウムといった重金属による土壌汚染があります。汚染された工場跡地などを再活用していくには、汚染土壌を取り除き、健全な土と入れ替えることが必要で、また、取り除かれた汚染土壌は、最終処分場に埋立処分されることになります。 埋立処分に際して、重金属による汚染が一定レベルを超えた土壌は、重金属の不溶化処理を行なう必要があります。不溶化には、薬剤による化学的方法がありますが、現状の不溶化処理では、化学反応の制御・管理が難しく、また薬剤から強い刺激臭が出るなど使用上の問題があります。 そのため、セメントで汚染土壌を固化する方法での処理も行なわれていますが、この場合、添加するセメントや水の分だけ埋立量が増え、運搬費用や廃棄処分費用が増加します。 今回、開発した特殊不溶化剤は、現状の不溶化処理に使用されている硫化ナトリウムと硫酸鉄を汚染状況に適した割合で調合した反応性に富む硫化鉄です。この不溶化剤は、現状の化学的不溶化処理での問題点を解消する画期的なものです。 今回、開発した特殊不溶化剤の特長は次のとおりです。
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汚染土壌中の重金属を安全かつ確実に不溶化
画期的な特殊不溶化剤を開発、実用化
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プレスリリース