病院経営セミナーを開催

医療制度改革と生き残りを賭けた病院経営

プレスリリース

大林組とメディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG、本部:東京都港区、理事長:川原邦彦)が共催し、(株)アズウェル(首都圏カンパニー:東京都渋谷区、代表:木内将矩)が主催する病院経営セミナーが、病院経営者向けに大林組本社の講堂において、2002年2月20日、開催されました。医療制度改革に伴い劇的な変化が予想される病院経営の今後のあり方と病院における省エネルギーに焦点を当てた全般的なコストダウンについて講演が行われました。

医療分野においては、構造改革に伴い抜本的な医療保険制度改革が進められています。医療保険制度と老人保険制度の安定化を目的とした健康保険法と老人保健法の改正に引き続き、診療報酬体系の見直しが行われ、マイナス改定だけでなく、医療の質との相関関係の中で診療報酬が定められるようになります。病院経営においては、情報公開が求めれられるなか、より効率的な経営が求められ、IT化の推進による電子カルテの導入や、事務手続きの簡素化などによるさまざまなコストダウンが要求されることが予想されます。

病院経営コンサルティング分野で卓越するアズウェルが主催する今回のセミナーは、これらの環境変化において、新たな21世紀の病院経営の方向を探ることを目的として開催されました。

セミナーでは次のプログラムにより講演が行われました。
  1. 病院経営とエネルギーマネジメント(省エネによるコストダウン)
    効率的な病院経営を実現するために重要な、省エネルギー手法によるランニングコストの低減方法について、具体的かつ詳細に解説しました。
    (講演者:滝口忠保、大林組資源エネルギーエンジニアリング部 部長)

  2. 診療報酬改定と今後の病院経営
    診療報酬の改定により求められる、質と密度の高い医療とともに効率的な病院経営を実現するための方策として、病床と設備構造基準についてや、特長のある医療サービスの提供、地域と連携した病院経営などについて講演されました。
    (講演者:萩原照久、(株)ヘルスケア経営研究所 代表)

  3. 激変する21世紀の医療システムと病院の経営
    医療経営の仕組みが大きく変化する中で、病院経営者には市場志向を重視した経営資源の選択と集中による効率・合理化、経営者責任に基づく戦略的かつ透明性の高い経営が求められており、それらを実現することが病院を維持していくことになると講演されました。
    (講演者:川原邦彦、(株)川原経営総合センター 代表取締役、川崎医療福祉大学 教授、MMPG 理事長)

大林組では、今回のセミナーに合せて技術フォーラムを開催しました。技術フォーラムでは、効率的な病院経営を支援する省エネルギーや建物のオープンネットワーク技術「FRiGATE」などの建設技術を、それぞれの専門家が説明、紹介しました。

1 省エネルギー
2 FRiGATE(大林組オープンネットワークシステム)
3 屋上緑化
4 免震技術
5 耐震補強構法「3Q-Wall」
6 ウォークスルー耐火スクリーン
7 「たてもの診たろう」
8 竣工実績

大林組では、営業部門を中心とした組織横断的な医療・福祉専門チームにより、今後も省エネルギー手法や情報管理システムの構築など、ソフト、ハードにわたり建設に関連する幅広い分野で病院経営を支援していきます。

大林組資源エネルギーエンジニアリング部 滝口部長

以上

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大林組 東京本社 広報室企画課
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