大林組は、コンクリート型枠を取り外した後に、コンクリートの耐久性を最大限に高めるための養生期間を確保することができる養生テープ「キュアテープ」を開発し、これを用いたコンクリート乾燥防止工法を開発・実用化しました。 近年、コンクリートの耐久性に対して社会的に関心が高まっており、国土交通省でもテストハンマーによる構造躯体の検査を行うなど、コンクリートの性能への関心が高くなっています。コンクリートが所要の性能を発揮するためには、型枠に打ち込んだ後、十分に硬化するまでの期間、適切な温度と湿度のもとで養生することが必要です。コンクリートは、この養生期間中に緻密な組織を形成するので、コンクリートが乾燥しないように配慮します。しかし、現実は厳しい工期の中で養生期間を必要最低限しか行えない状況です。 今回、大林組が開発・実用化した「キュアテープ」工法は、型枠を取り外した直後のコンクリート表面に「キュアテープ」を貼り付けるだけで、大気中への水分の散逸を防ぎ、養生期間を長くとることによって最大限にコンクリートの耐久性を高めることができる工法です。一度貼ってしまえば、そのまま放置可能で、型枠の取り外しが早くできます。 今回、開発・実用化した「キュアテープ」工法の特長は次のとおりです。
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コンクリートの強度を最大限に引き出す「キュアテープ」工法を開発・実用化
十分な養生期間を可能とした養生テープ
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プレスリリース