最新鋭の大型三次元振動台による公開実験を実施 ~阪神大震災の2倍相当の加速度で実大の2x4(ツーバイフォー)住宅振動実験を行いました。~

プレスリリース

  最新鋭の大型三次元振動台による公開実験を実施
阪神大震災の2倍相当の加速度で実大の2x4(ツーバイフォー)住宅振動実験を行いました。
 
 

 

 この実験は、平成12年2月15日、 伊藤忠商事株式会社の関連会社で輸入住宅の販売を手掛けている 「エヴァソンマッコイホームズ株式会社」(本社:横浜市中区、社長:菊地 隆)及び工学院大学 宮澤研究室と 共同で行われました。東京都清瀬市にある大林組技術研究所ダイナミックス研究センター内の 大型三次元振動台を用いて、阪神大震災の約2倍の加速度に相当する1,690ガルで 実大のツ−バイフォ−住宅を揺らし、今後の性能設計時代における住宅の耐震性能を検証しました。

 今回の公開実験では、阪神大震災の1.5倍相当(1,416ガル)と2倍相当(1,690ガル)の2度の三次元振動実験を行いました。 過去、日本で行われた実大住宅の振動実験は殆どが二次元のものであり、また、阪神大震災の際に神戸海洋気象台で 観測された地震の最大加速度818ガルを超える実験は殆どありませんでしたが、今回の実験では、 大林組の大型三次元振動台で最大2倍相当の振動実験を実現しました。

 今回用いた大林組の振動台は5m×5mのテーブル上に50トンの重量物を載せたまま、 最大加速度は3G(重力加速度の3倍)、最大速度は秒速200cm、最大ストロークは60cmの加振能力を持っているため、 阪神大震災相当の大規模地震の揺れを三次元で再現でき、その2倍相当の揺れも正確に実現できます。 また、大型試験体自身の揺れの影響を受けないリアルタイム反力補償制御の 加振システムの採用によって、正確な揺れを実現できます。

 振動実験の供試体として使用した住宅は、 エヴァソンマッコイホ−ム・ジョ−ジアンシリ−ズの「グラン・ジョ−ジアン」(木造2階建て、建築面積64.97m2、 延べ床面積129.95m2)の標準モデルです。
 

以上
 
  <実験内容及び大型三次元振動台に関するお問い合わせ先>
大林組 東京本社 広報室企画課
TEL 03-5769-1014
東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟

<住宅に関するお問い合わせ先>
エヴァソンマッコイホームズ株式会社 開発営業部
TEL 045-671-1841
横浜市中区山下町123-1 横浜クリ−ドビル3階