この年
現在の大林組が本拠を置く品川インターシティは、当初の計画から14年かけて完成し、品川駅周辺は一大ビジネスエリアとして生まれ変わった。一方、日本経済は崩壊の崖っぷちを綱渡りする1年であった。すべての民間需要が前年割れし、実態経済と景況感の悪化が進む事態となった。大林組も受注確保とコストダウンに奔走するなか、念願であった丸ビルの新築工事を受注したことは明るい話題だった。
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1998年の大林組
- 2月
- 宮城県図書館竣工
- 3月
- 明石海峡大橋(神戸側アンカレイジ)竣工
- 3月
- 熊本市総合屋内プール「アクアドームくまもと」竣工
- 3月
- 全店土木・建築部門でISO9001の認証取得完了
- 4月
- 秋田赤十字病院竣工
- 6月
- 日光山輪王寺大護摩堂竣工
- 7月
- ジェリコ病院(イスラエル)竣工
- 9月
- 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ竣工
- 11月
- 阪急伊丹駅ビル竣工
- 12月
- 東京電力千葉火力発電所竣工
社会の出来事
- 2月
- 第18回冬季五輪長野大会開催
- 6月
- サッカーW杯に日本初出場。テレビ視聴率67%
- 7月
- 小渕恵三内閣発足
- 8月
- 松坂大輔、夏の甲子園で横浜高校を春夏連覇へ導く
- 12月
- 特定非営利活動推進法(NPO法)施行
- −
- 完全失業率、初の4%台に
建設業界の動き
- 1月
- 建設省、建設業の経営改善に関する対策を公表
- 2月
- 建設省、公共工事の品質確保等のための行動指針策定
- 3月
- 国土庁「21世紀の国土のグランドデザイン」策定
- 4月
- 建設業9団体、建設業界のリサイクル推進計画を策定
- 8月
- 建設省、建設リサイクルガイドラインを策定