この年
丸の内の旧東京都庁舎跡に東京国際フォーラムが完成した。文化、情報、国際交流などの機能を併せ持ち、大林組が建設したガラス棟は巨大なアトリウムと約30の会議室からなっている。全長208mに及ぶシンボリックなガラスの大屋根は船底状の骨組みで支えられており、日本のビジネス中心地の巨大なモニュメントとなっている。建設市場に目を向けると、高齢化や少子化社会を見据えた医療・福祉施設や、社会基盤整備としての産業廃棄物処理施設、耐震補強も含めたリニューアルなどへの投資が活発になっていた。
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1996年の大林組
- 1月
- 長崎原爆資料館
- 4月
- 大阪市中央体育館竣工
- 4月
- キャナルシティ博多竣工
- 5月
- 東京国際フォーラムガラス棟竣工
- 6月
- 三和銀行千葉センター竣工
- 8月
- りんくうゲートタワービル竣工
- 9月
- 鹿児島県庁舎竣工
- 10月
- タイムズスクエアビル(本館)竣工
- 12月
- 台北市地下鉄新店線CH218工区竣工
社会の出来事
- 1月
- 橋本龍太郎内閣発足
- 1月
- スペースシャトル・エンデバー打ち上げ(若田光一)
- 7月
- 第26回五輪アトランタ大会開催
- 9月
- 環境に関する国際規格群「ISO14000」発効
- 9月
- 民主党結成(代表は菅直人、鳩山由紀夫)
- −
- 携帯電話、PHSの加入が急増
建設業界の動き
- 9月
- 阪神大震災で倒壊した高速道路全面復旧
- 11月
- 日建連など3団体、建設業界の環境保全自主活動行動計画を策定
- 12月
- 大阪地下鉄、心斎橋−京橋間開業