この年
わが国経済は内需主導型の好景気により、高度経済成長時代の再来ともいえる飛躍的な発展を遂げていた。建設業の受注環境は一気に好転し、「冬の時代」を抜け出すことになる。このころ、大林組は生駒山系に3本目となるトンネルを建設。東大阪市と生駒市を結ぶ路線のうち、延長4,737mに及ぶ生駒トンネルである。かつてこの地で2本のトンネルを施工した経験を活かすとともに、新工法NATMを採用、多くの大型特殊機械を駆使して難工事を成し遂げた。
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1986年の大林組
- 2月
- ツイン21MIDシアター竣工
- 2月
- 同志社大学田辺校地竣工
- 5月
- 徳島県庁舎竣工
- 5月
- 彦根城博物館竣工
- 6月
- 秋田県総合保健センター竣工
- 7月
- 重要文化財金剛峯寺大門保存修理竣工
- 8月
- 大林組技術研究所ハイテクR&Dセンター竣工
- 9月
- 日本原子力発電敦賀発電所2号機本館竣工
- 11月
- 松竹角座竣工
- 12月
- 警視庁神田警察署竣工
社会の出来事
- 4月
- ソ連・チェルノブイリの原子力発電所で大事故
- 4月
- 男女雇用機会均等法施行
- 5月
- 東京サミット開催(中曽根首相、レーガン大統領他)
- 7月
- 富士写真フイルム、使い捨てカメラ・写ルンです発売
- 11月
- 伊豆大島三原山が209年ぶりに大噴火
- −
- バブル経済による都心の地価高騰が郊外にも波及
建設業界の動き
- 6月
- 建設省、コンクリート劣化に新基準決定
- 8月
- 建設省、新世紀をめざす「国土建設の長期構想」発表
- 11月
- 国鉄分割・民営化関連8法案成立
- −
- 情報化の進展に伴い、インテリジェントビル普及