発展の時代

1954年(昭和29年)

蔵前国技館

蔵前国技館

この年

昭和20年代後半から30年代前半にかけて、わが国の産業は外国からの技術導入をもとに「技術革新」の時代へ突入した。建築分野においては、鉄筋コンクリート建築にさまざまな技術的可能性を生み出し、それをもとに多様なデザインの建築物が百花繚乱と咲き誇った。一方、土木分野においても道路や橋梁のデザインが飛躍的に発展し、さまざまに展開された建築物と相まって、多様な都市空間と街並みを形づくった。

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  • 蔵前国技館
  • 東京駅八重洲本屋・鉄道会館

1954年の大林組

3月
沖縄米軍ナハ基地将校宿舎竣工
3月
中国電力三蟠発電所竣工
4月
高島屋東京支店増築竣工
5月
紀陽銀行本店竣工
9月
蔵前国技館改装竣工
10月
渡良瀬川砂防足尾堰堤竣工
10月
東京駅八重洲本屋・鉄道会館竣工
11月
ワシントンハイツ婦人将校宿舎竣工
11月
九州電力築上発電所第3期竣工
12月
近鉄会館竣工

社会の出来事

2月
アメリカの女優マリリン・モンロー来日
3月
武田薬品、「アリナミン」を発売。ビタミン剤ブーム
3月
阪神−淡路島−鳴門間に初のカーフェリー就航
4月
広島・平和記念公園が完成
9月
蔵前国技館落成
11月
初のSF映画、東宝「ゴジラ」封切り
電気洗濯機・冷蔵庫・掃除機(のち、白黒テレビ)が「三種の神器」と呼ばれる

建設業界の動き

1月
国鉄、青函海底隧道起工式
5月
第1次道路整備5カ年計画閣議決定
5月
土地区画整理法公布