この年
ヨーロッパで第二次世界大戦が勃発し、日本も戦時体制を色濃くした。日本の兵站基地としての大陸経営は重要性を増し、満州や華北における建設工事が急速に増えた。前年の「軍需工業動員法」に続き、この年の7月には「国民徴用令」が公布。大林組や協力会社の社員たちも召集されたため、やがて労働力不足は深刻な問題となった。
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1939年の大林組
- 1月
- 大鉄百貨店阿倍野店竣工
- 2月
- 東北振興電力蓬莱発電所堰堤竣工
- 3月
- 古河電気工業関西伸銅工場竣工
- 5月
- 滋賀県庁舎竣工
- 6月
- 東京鋼材広田製鋼工場竣工
- 9月
- 東邦電力下原水力発電所竣工
- 10月
- 阪神電鉄大阪駅前延長線竣工
- 10月
- 東邦電力相浦発電所竣工
- 12月
- 中部共同火力名港発電所竣工
社会の出来事
- 1月
- 69連勝の横綱・双葉山、安芸ノ海に敗れる
- 1月
- 東京の地下鉄・新橋−渋谷間、浅草−渋谷間が全通
- 2月
- 政府が家庭や街頭の鉄製不急品回収を決定(郵便ポストや火鉢など15品目)
- 4月
- 米穀配給統制法公布
- 9月
- 第2次世界大戦勃発
- −
- 宮沢賢治「風の又三郎」刊行
建設業界の動き
- 2月
- 防空建築規則公布
- 7月
- 国民徴用令公布
- 10月
- 価格等統制令公布
- 11月
- 木造建物建築統制規制施行(100㎡以上の住宅新築禁止)