礎の時代

1921年(大正10年)

内外木材工藝本社工場

内外木材工藝本社工場

この年

6月、大阪市西区千島町に大林組製材部の新工場が完成。日本最大級の製材・木工一貫工場で、造作・建具・家具などの美術木工分野で高い評価を受けた。のちに天皇の「お召し列車」の内装工事を施工し、「玉座」の製作も担ったほどであった。1931年には内外木材工藝(現・内外テクノス)として分離・独立している。

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  • 内外木材工藝本社工場
  • 風月堂大阪支店
  • 住友銀行川口支店
  • 神戸市湊川陸橋

1921年の大林組

1月
鉄道省岡山駅機関車庫竣工
3月
鉄道省吹田工場竣工
6月
大阪市西区千島町に製材部の新工場完成
6月
郡山専売支局煙草製造工場竣工
6月
造幣局伸銅工場竣工
8月
常務取締役・大林賢四郎、米国の建築事情を視察
9月
住友銀行川口支店竣工
10月
神戸市宇治川橋及び湊川陸橋竣工
11月
阪神急行電鉄今津発電所竣工
12月
風月堂大阪支店竣工

社会の出来事

7月
初代・通天閣を中心とする新世界ルナパーク開業
8月
大阪城が一般公開される
軽井沢の別荘が500戸を超す
童謡「赤とんぼ」「七つの子」発表

建設業界の動き

4月
借地法、借家法公布
4月
メートル法公布(改正度量衡法)
5月
内務省、耐火構造建築を奨励
9月
ドイツ・ベルリンに世界初のハイウェイが完成(全長10km)