この年
4月に竣工した曾根崎新地歌舞練場は、帝国座、大阪・千日前の芦辺倶楽部に次いで、大林組が施工した三つ目の劇場建築である。発注した曽根崎新地組合には充分な建設資金がなく、組合幹部は実情を社長の大林芳五郎に訴え建設を懇請した。芳五郎はこれを快諾する。大林組は和風美術建築を施工したことがなく、この機会は社員の技術向上に役立つと考えたからだった。
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1915年の大林組
社会の出来事
- 1月
- 大阪市立動物園開園(現・天王寺動物園)
- 4月
- 南海鉄道・芦原駅に初の女性駅長が誕生
- 11月
- 京都御所で大正天皇御即位礼
- 11月
- 芥川龍之介「羅生門」を発表
建設業界の動き
- 4月
- 武蔵野鉄道(現・西武鉄道)の池袋−飯能間が開通
- 11月
- 鉄道請負業協会設立
- 11月
- 東京駅に日本初の駅上ホテル「東京ステーションホテル」が開業
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- 文化住宅(和洋折衷型の住宅)が人気、玄関脇を洋間にする建物が流行