礎の時代

1905年(明治38年)

大林組本店(二代目)

大林組本店(二代目)

この年

日露戦争により軍施設の建設が次々に行われるなか、大林組は、大阪・浜寺の軍施設の建設工事をわずか21日間で完成させ、軍から絶大なる信用を得た。当時建築界の権威であった辰野金吾博士もその短い工期に驚き、わざわざ現場を視察して激賞したという。

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  • 大林組本店(二代目)
  • 浜寺俘虜収容所

1905年の大林組

1月
浜寺俘虜収容所受注(同年2月竣工)
3月
陸軍被服廠大阪支廠竣工
5月
大阪市築港工事竣工
6月
本店を大阪市東区北浜に移転
6月
大阪市西区境川に電力による製材工場を開設
9月
和田岬臨時陸軍検疫所竣工
10月
大阪硫曹鉛室増築竣工
11月
大阪砲兵工廠火砲製造所竣工

社会の出来事

5月
日本海海戦
6月
アインシュタインが「特殊相対性理論」を完成
9月
ポーツマスで日露講和協約調印
10月
夏目漱石「吾輩は猫である」を発表
都会で指輪を嫁入りに用いることが始まる

建設業界の動き

4月
阪神電車の大阪−神戸間が開通
6月
大阪府令第51号土木請負取締規則公布