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地熱発電
つくる、
とどける

地熱発電大地のエネルギーで電気をつくる

地熱発電
地下のマグマの熱エネルギーを活用し、電気エネルギーに変えるのが地熱発電です。地熱発電は、火山の多い日本では戦後早くから注目されていました。地球の内部のマグマの熱を使うので、エネルギー源が枯渇する心配はないといわれています。
大林組は、地熱発電のもつポテンシャルに注目し、事業化を進めています。

地熱発電とは

地熱発電は、地下のマグマの熱エネルギーを利用する発電方式です。

火山の地下深くの「マグマ溜まり」に、地上で降った雨水が浸透すると、マグマの熱で高温熱水や蒸気になりますが、その熱水と蒸気は地下1,000m〜3,000m付近の地熱貯留層に溜まっています。井戸を掘ってこの高温の熱水と水蒸気(200℃以上)を取り出し、発電用タービンを回します。

また、発電に使った後の熱水でつくった温水は、近隣の農業用ハウスや魚の養殖、地域の暖房などに再利用されるなど、地域のエネルギー供給の安定化につながるものとして期待されています。

日本政府も地熱のポテンシャルを重視しており、第6次エネルギー基本計画では、2030年度までに全国の地熱発電施設数の倍増をめざす計画が示されています。

大林組の地熱発電調査開発事業

現在、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の助成制度を活用して、北海道の「京極北部地域」と「ルスツ地域」の2拠点で井戸を掘削し、地熱貯留槽や熱水の通り道となる断裂の有無、熱水の性状などに関する調査を行っています。
大林組の地熱発電調査開発事業
また、国内数ヵ所で、これまでに培った知見を活かし、地熱開発事業の技術支援業務を受託しています。
調査井を2000m掘削して、熱水と蒸気の有無を探る(京極北部)
調査井を2000m掘削して、熱水と蒸気の有無を探る
(京極北部)
起振車で人工的な振動を起こし、弾性波の屈折や反射などの伝わり方を測定して地盤内の構造を解析する (ルスツ)
起振車で人工的な振動を起こし、弾性波の屈折や反射などの伝わり方を測定して地盤内の構造を解析する
(ルスツ)

事業紹介

大林組のグリーンエネルギー事業と実証中の
取り組みを紹介します