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バイオマス発電
つくる、
とどける

バイオマス発電未活用の資材から、電気をつくる

バイオマス発電
生物資源を活用し、電気エネルギーに変えるのがバイオマス発電です。
バイオマス発電は、光合成によりCO2を吸収して成長するバイオマス資源を燃料とした発電方法であり、循環型エネルギーとして位置づけられています。
大林組では、太陽光発電、風力発電に次ぐ再生可能エネルギーとして、木質バイオマス発電事業(国内産バイオマス、輸入バイオマス)に取り組んでいます。

バイオマス発電とは

バイオマス(biomass)とは、生物を意味する「bio」と量を意味する「mass」から成る言葉で、動植物などの生物からつくり出される有機性のエネルギー資源のことを指します。

バイオマス発電は、そのエネルギー源を直接燃焼したり、ガス化するなどして発電する方法です。バイオマス燃料を燃焼することでタービンを回し、発電機を動かすことで発電を行います。

木くず、間伐材(森林の育成のために間引いた木材)、可燃性ごみ、精製した廃油、家畜排泄物など本来廃棄されるバイオマス資源を有効活用することから、循環型社会の形成に寄与するものとして期待されています。

大林組では、木材を主とするバイオマス発電事業に取り組んでいます。

大林組のバイオマス発電

大林組は2018年12月、山梨県大月市において、当社1件目の木質バイオマス発電所となる「大月バイオマス発電所」を稼働させました。また、2022年1月には、茨城県神栖市で建設を進めていた「大林神栖バイオマス発電所」が竣工し、2月より稼働を開始しております。
山梨県大月市
大月バイオマス発電所
ゼネコン初のバイオマス発電所
大月バイオマス発電所
定格出力・燃料
14.5MW
国内材(未利用材、剪定枝等)
稼働開始時期
2018年12月
茨城県神栖市
大林神栖バイオマス発電所
大林神栖バイオマス発電所
定格出力・燃料
51.5MW
輸入ペレット、PKS
稼働開始時期
2022年2月

国内産バイオマス専焼による発電所[大月バイオマス発電所]

大月バイオマス発電所は、ゼネコン初のバイオマス発電所として2018年12月に稼働を開始しました。国内産バイオマス専焼による木質バイオマス発電施設で、発電容量は14.5MW、約3万世帯の年間消費電力量を賄える規模に相当します。

燃料には、山梨県内を中心に関東圏から搬出される未利用材や剪定枝を細かくした木質チップを利用しています。また、燃え殻(灰)の一部は路盤材や特殊肥料として再利用しています。

山梨県内林業の活性化、地元雇用の創出など地域貢献の面においても注目されています。

国内産バイオマス専焼による発電所[大月バイオマス発電所]

関連情報:大林クリーンエナジーが山梨県大月市にて木質バイオマス発電事業に参入(2015年6月8日付)

輸入バイオマス専焼による発電所 [大林神栖バイオマス発電所]

大林組は、2018年、茨城県神栖市奥野谷に事業用地を取得し、大林神栖バイオマス発電所の建設に着手しました。2022年1月に竣工、2月から稼働を開始しました。輸入バイオマス専焼による木質バイオマス発電施設で、発電容量は51.5MW、約11万世帯の年間電力消費量を賄える規模に相当します。

燃料には東南アジアや北米から輸入する木質ペレットや、一部パームオイルの搾油(さくゆ)過程で発生するPKSも使用する予定としており、「FSC認証」や「PEFC認証」といった独立した森林認証機関によって持続可能性が認証された燃料を使うことで、サステナブルな事業を確立します。

大林神栖バイオマス発電所
輸入バイオマス専焼のバイオマス発電 [大林神栖バイオマス発電所]

海外から燃料の木質ペレットを積んだ船が神栖港に着岸

輸入バイオマス専焼のバイオマス発電 [大林神栖バイオマス発電所]

関連情報:大林クリーンエナジーが2ヵ所目の木質バイオマス発電事業を決定(2018年6月1日付)

事業紹介

大林組のグリーンエネルギー事業と実証中の
取り組みを紹介します